ちょっと一休み「話題コーナー」

経営者トップの能力の限界がその会社の限界である。そして、社内においては常に孤独である。誰にも相談できない。これが一般的な経営者であろう。

 

従って、経営者にとって視野を広め、能力を高めるためには読書や情報は欠かせません。

 

そこでビジネス、人生哲学、リーダー論、自己啓発などを中心に筆者が読んだ書籍の感想や役立ちそうなヒント、また時事問題など、様々な話題を気まぐれに提供していく予定です。

ちょっと一休み「話題コーナー」記事一覧

世紀の大富豪と言えば誰の顔を思い浮かべますか?皆さんご存じの大富豪、それは、ジョン・ロックフェラー、アンドリュー・カーネギー、そしてヘンリー・フォードです。三大富豪と呼ばれ、皆さんが慈善のための財団を創設されています。それでは、世紀の大富豪ランキングを紹介します。順位氏  名総資産(億ドル)備  考 1マンサ・ムーサ4,000  ~1337年 西アフリカ マリ帝国10代目の王 2ジョン・D・ロック...

ジョン・デイヴィソン・ロックフェラー・シニア(John Davison Rockefeller, Sr、1839年7月8日-1937年5月23日)は、アメリカの実業家、慈善家。スタンダード・オイルを創業し、同社は石油市場を独占し、アメリカ初のトラストを結成した。1870年にスタンダード・オイルを創業したロックフェラーは、積極的な経営を行い、1897年には事実上引退した。アメリカの繁栄の源流は、二人...

今回は、皆さんご存じの松下電器産業を創設し、大企業にまで成長に導いた「経営の神様」松下幸之助を取り上げてみる。主な参考書籍は、ジョン・P・コッター著「幸之助論―「経営の神様」松下幸之助の物語」である。幸之助は、リーダーの条件や経営の心得、経営理念や経営哲学について明確な持論をもつ経営者であった。それも経験を通し、内省と対話を繰り返してその持論を構築していった。代表的なものとして「水道哲学」、「ダム...

ナポレオン・ヒルは、ご存じの通り鉄鋼王アンドリュー・カーネギーに出会い、カーネーギーから乞われて、20年かけて500名を超える成功者へのインタビューを通じて「『成功哲学』 」を体系化したことで有名です。ナポレオン・ヒルは、1883年10月26日バージニア州ワイズ郡で長男として生まれ、少年期はピストルを振り回すワルで地元では厄介者だった。ナポレオンに人生の目標を与えたのは、継母のマーサだった。マーサ...

私の好きな人物の一人に韓信大将軍がいる。漢帝国建国の英雄・韓信は、秦の末期に淮陰(わいいん)という現在の江蘇省に生まれ(紀元前230年頃)、張良・蕭何(しょうか)と共に漢の三傑の一人と呼ばれていた。その韓信は、幼少の頃、身分も低く貧乏な境涯であった。ただ、並外れた長身で大飯ぐらいの偉丈夫であった。従姉からは、飯を食らう木偶の坊と言われていたが、13歳にして古来の兵書、六韜(りくとう)六巻六十篇や孫...

この『富の福音』(田中孝顕監訳)は、アンドリュー・カーネギーが、実業家(鉄鋼王)として成功し、「第一線を退こう」と決意したころ(65歳頃)に、「事業の成功について、自分なりの考えをまとめ、富の創出の方法を、あとに続く人たちに教えたい」と考え、1901年に出版した書籍で、原書は「The Gospel of wealth and other timely essays」である。『富の福音』は、富の築き...

あなたは、今現在、有能な人間だと思いますか?または、有用な人間あるいは有益な人間だと思いますか?「有能」「有用」「有益」について、デジタル大辞泉ではそれぞれ次のように定義しています。有能:才能があること有用:役に立つこと有益:利益があること、ためになることいずれも、人間として必要な資質ではあります。ただ、社会や組織にとって必要な人間は、単なる有能な人間ではなく、有用な人間であり有益な人間であるとい...

『「原因」と「結果」の法則』(原著『As a Man Thinketh』:「人、考える如く」)は、イギリスの作家、ジェームズ・アレン(1864年-1912年)の自己啓発の書籍である。ナポレオン・ヒルやデール・カーネギー、アール・ナイチンゲール、ノーマン・ヴィンセント・ピールなどに大きな影響を与えたとされる。わずか90頁の書籍ですが、感動の書ですが、20世紀のアメリカの成功哲学の源流となった書でもあ...

アンドリュー・カーネギーの『ビリオネア養成講座』(CD付)は、ナポレオン・ヒルが「成功哲学」をまとめる原点となったアンドリュー・カーネギーへ行った最初のインタビューを再現した書籍(CD付)である。ナポレオン・ヒルによる鉄鋼王として成功を遂げたアンドリュー・カーネギーに対するインタビュー形式の書籍となっている。ナポレオン・ヒルの知的な質問に対して、アンドリュー・カーネギーがいかにしてビジネスに成功し...

「継続は力なり」という言葉があるが、一方では「継続は悪である」という言葉もある。「継続は力なり」は、努力論であり、「継続は悪である」は組織論や仕組みの在り方を言う。ここでは、組織論として、「継続は悪である」、無駄は仕事の中にこそある!!について述べてみたい。御存知の方も多いと思いますが、軽自動車メーカであるスズキの鈴木修会長とコネクター専業メーカであるヒロセ電機の酒井秀樹会長(故人)には2つの共通...

最近の企業では、「顧客満足度向上」を重要テーマに掲げている企業が多い。この「顧客満足度向上」の鍵を握るものがこの「サービスマインド」ではないだろうか。一般に「サービス」というと、奉仕、おまけ、値引きと捉えられている。しかし、かの松下幸之助翁は、「サービスというものは、本来、相手を喜ばせるものであり、そしてまたこちらにも喜びが生まれてこなければならないものとし、そういう喜ばれ喜ぶ姿の中にこそ真のサー...

人は、成功体験を重ねることによって頑固になってくる。この様子を、塩野七生著作の「ローマ人の物語」から紹介させて頂きます。時代は、第二次ポエニ戦役後期(紀元前205年~201年)。当時のローマは、少数指導の寡頭政を採用する共和国であった。共和制ローマの最高官職であり軍隊の最高司令官でもある執政官は二人で、市民集会で選出される。その執政官の任地は建前上抽選で決めることになっていたが、実際は執政官二人を...